曇り日に歩く

試される大地におためし移住中

「毒になる親」を読んで感じたこと

スーザン・フォワードの「毒になる親 一生苦しむ子供」は有名だと思う。
自分はアダルトチルドレンではないし、機能不全の家庭で育ったわけではないと思い込んでいたので、自らには関係ないと手に取ることを避けてきた。
なぜこの本を今になって読んでしまったのかは、わからない。
考えることが多くて読み終えるにも時間がかかった。
だけど、読んでよかったと感じる。


この本に書かれている毒になる親とは
・「神様」のような親
・義務を果たさない親
・コントロールばかりする親
・アルコール中毒の親
・残酷な言葉で傷つける親
・暴力をふるう親
・性的な行為をする親
があげられている。


だが私の家庭はこのような親ではなかった。
両親は子供を直接傷つけることもせず、義務も放棄はしなかったけれど、愛情をそそがれた覚えも抱きしめられた覚えもない。


両親はとても仲が悪く、自分たちのことで手一杯のようだった。


父親は、仕事でほとんど家にいることはなかったし、休日も遊んでくれることはあまりなかった。
その状態が父親としては普通という意識は今でも日本にはあると思う。
いつか正月にアニメ映画を見に行きたいといったら、「なんでそんな贅沢するんだ」と面倒くさそうに言われその後は自分の希望を言うことはやめた。


母親は、常にイライラしていた。
フルタイムで働き、帰ってきたら家事と子供の面倒。
父が母を助けるのはみたことがなく、子供のころは何で母があんなにもヒステリーだったのかわからなかったが、今ならどれだけ大変だったかよくわかる。


両親が険悪でない日は、無かった。
パターンとしては、母が感情のままにイライラを表し、それに対し父が怯えた態度をわざと見せつけて、母のヒステリーが爆発する。
時には、父もそれに応戦することもあった。
父がいないときも母はイライラしていたし、私は母のヒステリーが恐ろしかったので、常に顔色を窺うようになった。
自分の考えは持たず、母の意向に沿うようにふるまうことが上手くなった。
そうしたほうが、母を苦しめないと思ったからだ。
母親のイライラの感情と父親のそれに対する怯えが常に家庭内に充満していた。
(父はなぜか母の感情に対して怯えないといけない、と思い込んでいる。逆効果なきがして、理由を聞いたがよくわからなかった。)
とてもふたりが幸せには見えなかったので、そんなに嫌なら別れれば?と両親に離婚をすすめたことも2回ほどあったが、「夫婦はそんな簡単なものじゃないんだ!」と言われた。


子供のころから、友達とどうやってコミュニケーションをとればいいのかわからず、孤立することがあった。
幸せな家庭で育った人たちと心を通わせることに苦痛を感じた。
自分がなぜこんなに自信がなく卑屈な考えをもっているのか、わからなかった。
大人になった今でもそのようなことがある。


実家を出てから10年以上たつが、私の人生は少しずつ好転している。
私はこの本を読む前に親の毒に気が付いていたと思う。
ひとり暮らしを始めた理由のひとつとして、夫婦喧嘩に巻き込まれたくないというのがあったからだ。
だが、この本を読んで改めて腑に落ちるところが幾つもあった。
漠然としていた考えがちゃんと形になってきたような。。
ネグレクトや身体的暴力・言葉による暴力はなくても、この本の内容に当てはまる点があり、それだけでも読んでよかったと感じた。

 


考えがまとまらないまま書いたので、読みにくいと思います。
いつになるかわかりませんが、考えが深くなったら改めてリライトしたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。